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黄輪雑貨本店 別館

黄輪雑貨本店のブログページです。 小説や待受画像、他ドット絵を掲載しています。 その他頻繁に更新するもの、コメントをいただきたいものはこちらにアップさせていただきます。 よろしくです(*゚ー゚)ノ

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蒼天剣・討仇録 1

晴奈の話、24話目。
旅行先での出来事。



優先的に話を読ませている彼女から、「晴奈と柊の好物って何?」と尋ねられました。

(*゚ー゚)ポクポク

(*゚ー゚)ポクポク

(*゚ー゚)ポクポク

(*゚∀゚)チーン!

はい。
好きな料理 : 晴奈は魚料理全般。柊は酢の物やキノコなど、さっぱりしたもの。
嫌いな料理 : 晴奈は香草や香辛料の効いた、匂いのきついもの。柊は鳥以外の肉料理。
これでキャラが一個、固まりましたね。


 青い海。蒼い空。そして対照的な白い、大きな雲。

「わあ……!」

 岬に立っていた晴奈は、感嘆の声をあげた。

「これが、青江の由縁ね。『し』の字に広がる中央大陸の端で、北方の大陸とはほぼ、南北の直線状にある街なの。だから北方からの冷たく、澄んだ海流が流れ込んでくるとか。

 時折、北方でしか見られない魚も、紛れ込んでくるそうよ」

「へえ」

 柊からそう聞かされ、晴奈は海を覗き込む。浅瀬にチラホラと、魚の姿が映っている。

「ふむ……。アジと、イワシが多いですね」

「ん?」

「魚です。実家が水産業をしていたもので、魚には詳しいんですよ」

「へぇー。……どう? 北方の魚は、いた?」

 晴奈は少し、残念そうに首を振った。

「夏だからでしょうか。それらしいものは、見当たらないですね」

「そっか。ちょっと、残念ね。じゃ、また冬になったら来てみよっか」

「そうですね。その時なら、見られるかも」

 

 こんな風に気楽な、物見遊山の趣で、二人は青江に滞在していた。

 この時は正直、晴奈も剣の修行とは思っていなかったし、柊の口からも剣の、「け」の字も出ていなかった。

「さてと」

 海を眺めていた柊が、唐突に口を開いた。水面を覗いていた晴奈は、顔を上げる。

「行こっか」

「え?」

「この街にね、わたしの古い友人がいるの。彼も焔の剣士で、今はこの青江で剣術道場を営んでいるわ。

 旅と晴奈の修行、その二つをまとめてやっちゃおうと思って、ここに来たのよ」

「な、るほど」

 晴奈は「単なる息抜きではなかったのか」と言う若干がっかりした思いと、「どんな人物で、どのような修行を行うのだろう」と言う期待の混じった返事をした。

(まあ、人生思い通りには、行かないものさ)

 晴奈は心中で、自分の浮き立っていた心を笑い飛ばした。



 だが、この言葉は後に、別の意味を持ってもう一度、晴奈と、柊の心に浮かんでくることとなる。この街で行うはずの修行が、思いもよらない方向へと向かってしまったからだ。

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